大同メタルの主力となる自動車用軸受は、国内全自動車メーカー及び海外の主要メーカーに採用され、エンジン用平軸受の分野では世界トップシェアです。

今日の高性能エンジンにおいては、高い要求が求められ弊社ではそれらの要求に答えるべく新材料、新製法等の研究開発を行っております。また、当社の軸受は、使用条件が厳しいモータースポーツなど、高速回転で使用されるF-1などのレースに使用されています。

通常、自動車のエンジン部分には１台あたり平均で約２０個の軸受が使用されています。当社はこの自動車用エンジン軸受において、世界でトップシェアを有しています。

鋼裏金にアルミ合金や銅合金を2層または3層構造にした軸受材料で、機械的強度が高く、潤滑条件下において高速・高荷重の運転条件で使用できる潤滑メタルです。用途、使用条件、潤滑条件によって、豊富な材料より選択でき、潤滑条件により油穴、溝等の設計対応で負荷能力を改善できます。また、一部では無潤滑用軸受（ドライベアリング）も潤滑条件下で使用されます。

スラストワッシャはクランク軸のスラスト方向の荷重を支えます。また、クランク軸の軸方向の位置決めの役割をもっています。
主軸受部分のスラスト荷重を受ける方法として、鍔付半割軸受、半割軸受＋スラストワッシャの２種類があります。エンジン用軸受は、自動車(乗用車、バス、トラック、二輪)、船舶、建設機械などに使用され、お客様のアプリケーションに合わせてアルミ合金や銅合金の軸受を製造・販売しています。

アキシャルピストンポンプ内部で機能するバルブプレートです。耐摩耗性・耐焼付性・耐キャビテーション性・高負荷能力が特徴の製品です。

鋼板を土台にして、さまざまな特性の軸受層を接合した複合材「バイメタル」。焼結・圧接・鋳造・含浸といった高次元な接合技術を原子レベルで確立。銅合金系、アルミ合金系、樹脂系など、軸受に必要なあらゆる特性のバイメタルを製造しています。高品質な軸受は、まず、素材となるバイメタルの開発から。この姿勢が、エヌデーシーに厚い信頼が寄せられる最大の理由です。